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資料探しに奔走せよ
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元々、絵を生業(なりわい)にしている人ならばともかく、ごくごく普通の人ってのは、案外と人間の形をいい加減に捉えているし、マンガ的な絵に毒されている部分ってあると思う。 例えば、人間の耳を3次元的に思い出そうとしても大半の人って分からないんじゃないかしらん。

という訳でまずは資料を掻き集めるのだ!
それもあらゆるアングルから被写体が写っているものが好ましい。
少なくともアイドルの写真集を用意したくらいじゃ、資料不足は否めない!

筆者の場合は外国のマネキンの写真集であるとか、某漫画家御大が監修したポーズ集、子供向けの図鑑やらアイドルの写真集(結局、用意してるんじゃね〜か)なんてものを用意にした。

その他にもコスチュームの研究の為にファッション雑誌や、アイテム(バイクやギター)の制作用に商品カタログを集めたりするのも良いと思う。

作業に入ったら集中を要求されるので、途中で資料なんか買いに行くヒマは無い。
だから最初に用意できるだけ用意しておくのがベストだと思え!(ホントかよ)

とは言うものの、夜な夜なアイドルの写真集を眺めてニヤニヤしていても作業はちっとも進まない。
資料を見るのは程々にするのが良いだろう。

究極の資料といえば、ナマの人体かもしれない。それも自分が理想とする外見だったら言うことはない。
しかし、そういう状況が用意されても3Dどころではなくなるのは必至だから、これもヤメた方が無難である。
3Dキャラの制作は煩悩との戦いなのだ。

今回の格言
生身の人間をモデルにするのはヤメよう。


飽きっぽい性格じゃダメじゃんよ
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資料がそろったところでモデリングに入る。
オーソドックスな方法として写真やイラストを下絵(テンプレート)にして、なぞっていくというものがある。

これ、2次元の絵でも誰しもがくぐり抜ける登竜門(?)なのだ。 筆者はビデオに録画した「ルパン三世カリオストロの城(年代バレるじゃねーか!)」を一時停止、ブラウン管にトレペを貼って、クラリス様をトレースしたものだ。(わはは)

‥‥なんて思いっきり手前ミソの話しはともかく、2次元だと比較的楽なトレースも3次元のものを作ろうとすると、不都合が山のように出てくるものだ。

例えば、好きなアイドルを下絵に作っても出来た形状は「崩れかけた大福ちゃん」。
あなたは理想と現実のギャップにしばし戸惑うことだろう‥‥。
欲求と要求の間を揺れ動く男(女)心アリアリである。

けれど、ここで諦めたら永遠に3次元の道は究められない。
てゆーか、大半の人達はこの時点で3Dのキャラクター制作を断念しちゃうのだ。

例え、それが「崩れかけた大福」だろうが「は虫類のお化け」だろうが、自分の作ったキャラクターである。 愛着を持って「育てて」あげようという気概がなければ3Dの道は極められぬ。

随時ファイルは保存させ、数ステップ進めては見比べる。
時には仕方なく先祖帰りしなければならないだろう‥‥。

そうするうちに、あなたは自分のキャラクターに飽きがくる愛着が湧いてくる筈だ。
という訳で3Dキャラの制作には、偏愛が生まれるのである。(嘘)


今回の格言
娘(息子)を見捨ててはいけない!

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